LOGINニコニコと笑って話す、川口さん。
恐怖からか吐きそうになる。 この人はもう異常だ。「どこの公園に行くんですか?」
恐る恐る聞いてみる。 この会話を聞いて、誰か助けに来てほしい。「木洩れ日公園だよ、僕たちの思い出の場所だろ?」
話が全く理解できない。 私は川口さんとその公園には行ったことがない。 公園までは歩いて五分くらいかかる。 その間に逃げ出せる隙を見つけなくちゃ。「もし途中で逃げだそうとしたら、わかってるよね!?僕を裏切ったって判断するから、何をするかわからないよ」
立ち上がった私のリュックを思いっきり掴み、人に見えない位置でナイフらしきものを突きつけられる。
私は逃げ出せる隙を考えながら、川口さんの指示に従い、一緒に歩き出した。
川口さんと一緒に歩く。
こんな時に限って、人通りが少ない。川口さんが言っていた目的地の公園に着いた。
昼間は人で賑わっているはずの公園も、夜は静かだ。 ほとんど誰もいない。 時折、電気をつけながらランニングをしている人がいるくらい。公園の端、さらに外灯がなく、人が来ないようなところへ連れて行かれる。
ベンチに座らされた。「東条ちゃんは、僕のことをどう思っている?」
どうもこうも、お客さんとしか思っていない。
それをどう伝えようか悩む。「大切なお客様だと思っています」
逆上しないようにあえて大切をつけてみたけど。「もう、恥ずかしがらずに言っていいんだよ。僕のことが好きなんだって」
はぁ。どんな勘違いをしているの?
「なぜ、そう思うんですか?」
「だって僕がコーヒーをこぼした時、あんなに親身になってくれたでしょ?ズボンだって嫌がらず拭いてくれたし、火傷はしてないかって腕も見てくれた。あんなに優しくしてくれるのって、僕のことを好きだからだよね」
それは従業員として当たり前のことをしたまでだ。店長からの指示で対応したところもある。
しかし反論をして、逆上をしたらと考えると何も言えない。「あと東条ちゃん、僕だけに距離が近いよね。触って欲しいのかと思って、たまに触ってたんだよ。他の人に見られたらって考えるとゾクゾクしてすごく興奮したよ」
気持ち悪い。
やっぱり故意に触れられてたんだ。 距離を近くした覚えはない。川口さんの妄想の世界になっている。「僕さ、一回離婚をしているんだ。子どもがいた。会ってないからわからないけど、大きくなっていたら東条ちゃんくらいの女の子なんだ」
「そうなんですね」
思わず感情がこもっていないような声で、冷たくあしらってしまった。 離婚か、円満に別れてないからお子さんにも会えてないのかな。しかし、彼は気にしない様子で
「だから、余計に興奮したよ。東条ちゃんと付き合うってことは、あんなことやこんなことができるわけでしょ?娘と同じ年齢の子、若い女の子とそんなことするなんて考えたら、毎日が楽しかった」この人は、おかしい。
常軌を逸している。「もう、我慢できないよ」
そう言うと、ベンチに座っている距離がさらに近くなった。 「嫌!」 私は抵抗をしてしまった。 殴られるだろうか、身体を小さくする。怖い。「そうだよね、嫌だよね。こんなところじゃ」
わかってくれたの?
少しほっとするも彼はまた違う行動に出た。 「こんなベンチの上は嫌だよね。誰かに見られたら恥ずかしいし。でもね、僕はもう我慢できないんだ」リュックを掴まれ、さらに生い茂っている草むらへと連れて行かれる。
そして、思いっきり突き飛ばされた。「キャァ!」
雑草の上に、転倒する。うつ伏せの状態から立ち上がろうとした。
しかし、川口さんがうしろから押さえつけてくる。私の上に覆いかぶさってきた。「嫌、離してください!」
大きな声を出した。「おい、声を出したらわかっているよな?」
うつ伏せ状態から、身動きが取れない。
川口さんの息が聞こえる距離、気持ちが悪い。
今度は、強引に仰向けにされた。
「いい子にしていたら、痛いことしないからね」そういうと彼は、私の服のボタンを強引にひっぱり、服を破く。
私の下着が露になった。
「東条ちゃん、可愛いね。さっき、僕が持っているもの、ナイフだと思ったでしょ?あれ、オモチャだから。本物じゃないよ。だから安心して。僕が好きな子を傷つけることなんてするわけがないじゃん」 彼は笑っている。 え、あれ。本物じゃなかったの?てっきりあの状況であんなことを言われたら、本物だと錯覚しちゃった。だったら、今すぐ逃げなきゃ。上にいる川口さんを退かそうとするも、まだ震えていて身体が言うことを聞かない。 お願い、誰か助けて!?涙が出てくる。強引にキスをされそうになった。
その時ーー。「やめろ!」
聞き覚えのある声がした。 その刹那、彼が弾き飛ばされ、彼はゴロンと草むらに転がって 「痛い」と呟いた。「警察を呼びました。もう抵抗はしない方がいい」
低くて、聞きやすい声。
髪の毛が少し長くて、顔は暗闇ではっきり見えなけどーー。 黒崎さんだ。黒崎さんのマンションに着き、タクシーを降りる。 タワーマンションと言うのだろうか、三十階以上はあるように見えた。 田舎から出てきた私にとっては、一度は住んでみたいと憧れを抱くような高層マンションだ。 こんなところに住める黒崎さんって、すごい人なのかな。 彼のうしろを歩き、マンションの中に入る。 暗証番号のようなものを彼が入力すると、エントランスのドアが開いた。 エントランスには管理室のようなところがあり、中は見えなかったが電気がついていた。 エレベーターに乗り、彼は二十五階のボタンを押す。 エレベーターを降りるとホテルのようなタイル張りの長い廊下が続いていた。 彼が「ここです」 そう言って、部屋の鍵を開ける。 スマートキーかな、スマホをかざしたら部屋の鍵が開いた気がする。「お邪魔します……」 頭をペコッと下げて、一歩部屋に入る。 私たちが部屋に入ると、電気も自然とついた。 とても綺麗な玄関。 こんな綺麗なお部屋に私が入ってもいいのかな。 茂みに押し付けられてたから、草とか土が洋服とかについてるかも。「暗くてよく見えませんでしたが、転んだところから血が出ていますね。早く消毒をしましょうか?」 黒崎さんに言われて、あらためて自分の姿を見る。 自分の姿を見ると、草はついているし、膝に砂はついているし、血は付いているしで最悪な姿をしていた。 こんなカッコで家に入ったら汚しちゃうよ。「よごし……」 汚しちゃいそうですと言いたいが、声がかすれる。「そんなこと気にしなくていいですから」 私が何を言いたいのか、黒崎さんはわかってくれたみたい。 優しく彼に手をひかれて、部屋の中に入る。 物が少なく、清潔感のある部屋。 あまりにも整いすぎていて、生活感があまり感じられなかった。 黒と白、落ち着いた色でインテリアが揃っている。 物が多く、ごちゃごちゃしている私の部屋と大違いだ。「ソファに座ってください」 リビングにある四人掛けくらいの大きなソファに案内をされる。 汚してしまうかもしれないと思いながら、彼の指示通りに座った。「ちょっと見せてください」 黒崎さんは心配して声をかけてくれたんだろうけど、羽織っている彼のスーツを脱いでしまうと服が破られてしまっているため、下着が見えてしまう。
「チッ!」 そう言って、川口さんは逃げようとした。「今逃げても証拠は全て撮ってあるので。覚悟していてください」 黒崎さんの言葉が聞こえたのかわからないが、川口さんは走ってその場から逃げ去ってしまった。「大丈夫ですか!?」 黒崎さんは無理に川口さんを追うことはせず、私を抱き起してくれた。 なんとか起き上がれたが、怖くて涙が出てくる。 言葉で説明できないほど放心状態の私に「もう大丈夫ですよ」 優しく黒崎さんは声をかけてくれた。 スカートは捲れており、上衣は破かれて下着が見えている。 こんな姿、好きな人に見せたくない。腕で胸を隠すと彼は自分のスーツを私に羽織られてくれた。私の下着を隠してくれるほどの大きさだ。 彼は、私の目を見て「ケガをしているところはありますか?痛いところはありますか?」 慌てているが、優しく聞いてくれる。 やっと安心できる、そう頭が理解したのか「転んだところが痛いです……。怖かったです……」 私は、子どもに戻ったかのように大泣きをしてしまい、自然と黒崎さんに抱きついてしまった。「俺のことは怖いですか?」「ぐすっ……。怖くないです」「良かった。もう大丈夫ですから。怖かったですよね」 そう言って抱きしめ返してくれたが「黒崎さんのワイシャツが汚れちゃいました。すみません……」 抱きついてしまって、私の涙で濡れてしまったし、メイクもついてしまった。今の私はいろんな意味で最高に汚い。 黒崎さんは驚いた顔をして「そんなの気にしなくていいんですよ」 優しく抱きしめてくれた。「うわぁぁぁ……」 泣き止みたくても泣き止めない。 私が落ち着くまで、ずっと抱きしめていてくれた。「ありがとう……ございます」 あれっ? 声が……出せない。 泣きすぎもあるかもしれないが、精神的ショックからか、声が出にくい。「少し落ち着きましたか?」 私の言葉を代弁してくれた。 コクンと私は頷く。「ケガをしていないか心配です。病院へ行きましょうか?」 私は首を横に振った。 転んだだけで、大きなケガはしていない。「警察に相談をしましょうか?さっきあの人に言った警察を呼んだっていうのは嘘なんです。詳しい状況がわからなくて、警察には説明が難しかったので。脅しになるかと思い、そう伝えました」 いやだ。そんなこと
ニコニコと笑って話す、川口さん。 恐怖からか吐きそうになる。 この人はもう異常だ。「どこの公園に行くんですか?」 恐る恐る聞いてみる。 この会話を聞いて、誰か助けに来てほしい。「木洩れ日公園だよ、僕たちの思い出の場所だろ?」 話が全く理解できない。 私は川口さんとその公園には行ったことがない。 公園までは歩いて五分くらいかかる。 その間に逃げ出せる隙を見つけなくちゃ。「もし途中で逃げだそうとしたら、わかってるよね!?僕を裏切ったって判断するから、何をするかわからないよ」 立ち上がった私のリュックを思いっきり掴み、人に見えない位置でナイフらしきものを突きつけられる。 私は逃げ出せる隙を考えながら、川口さんの指示に従い、一緒に歩き出した。 川口さんと一緒に歩く。 こんな時に限って、人通りが少ない。 川口さんが言っていた目的地の公園に着いた。 昼間は人で賑わっているはずの公園も、夜は静かだ。 ほとんど誰もいない。 時折、電気をつけながらランニングをしている人がいるくらい。 公園の端、さらに外灯がなく、人が来ないようなところへ連れて行かれる。 ベンチに座らされた。「東条ちゃんは、僕のことをどう思っている?」 どうもこうも、お客さんとしか思っていない。 それをどう伝えようか悩む。「大切なお客様だと思っています」 逆上しないようにあえて大切をつけてみたけど。「もう、恥ずかしがらずに言っていいんだよ。僕のことが好きなんだって」 はぁ。どんな勘違いをしているの?「なぜ、そう思うんですか?」「だって僕がコーヒーをこぼした時、あんなに親身になってくれたでしょ?ズボンだって嫌がらず拭いてくれたし、火傷はしてないかって腕も見てくれた。あんなに優しくしてくれるのって、僕のことを好きだからだよね」 それは従業員として当たり前のことをしたまでだ。店長からの指示で対応したところもある。 しかし反論をして、逆上をしたらと考えると何も言えない。「あと東条ちゃん、僕だけに距離が近いよね。触って欲しいのかと思って、たまに触ってたんだよ。他の人に見られたらって考えるとゾクゾクしてすごく興奮したよ」 気持ち悪い。 やっぱり故意に触れられてたんだ。 距離を近くした覚えはない。川口さんの妄想の世界になっている。「僕さ、一回離
「ええっ!やったぁぁぁ!!」 私は喜びの余り、一人叫ぶ。 黒崎さんからの一通にこんなにドキドキしたり、嬉しくなる。恋愛ってみんなこんな気持ちになるのかな。 スマホをタップし、返事を打ち込む。<はい、大丈夫です。よろしくお願いします> 今回はすぐ黒崎さんから返信が届いた。<良かったです。詳細はまた連絡しますね> 黒崎さんとご飯に行ける、嬉しすぎて夕食のことをすっかり忘れてしまい、焼いていたハンバーグを焦がしてしまった。 黒崎さんを優先に考えちゃったけれど、土曜日はバイトが入っていたことを思い出す。 一人代わってくれると言ってくれた子がいて、これで正々堂々とご飯に行ける。 次の土曜日が待ち遠しい。 木曜日を迎えた。 明後日は、ついに黒崎さんとご飯に行ける日だ。 そう考えると、何気ない日常生活が明るくなる。 黒崎さんからの連絡はあまり来ないけれど、土曜日の十一時に駅前で待ち合わせをしている。 食事場所は黒崎さんが考えてくれると返信してくれた。「いいな。ついに明後日デートじゃん」 表情が明るい私を見て、優菜がツッコんできた。「そうなんだ。すごく緊張する。男の人と二人でご飯行くの、初めてなんだ」「いいじゃん、いいじゃん。楽しんできなよ。どんな人なんだろうね!あ、でも簡単に身体は許しちゃダメだよ」「そ、それはわかってる!」 優奈は彼氏がいるから、経験済みなんだろうな。 そんなことを言われても実感が湧かないよ。 優菜と別れ、バイト先に向かう。「お疲れ様です」 そう声をかけながら、従業員専用口からカフェの中に入った。「東条ちゃん。今日、あのお客さん来てるから、近くに行かなくていいからね。何か言われても、違うスタッフが伺うって断って」 店長が、川口さんが来ていると教えてくれた。 先日渡されたメモの内容には、お客さんの名前であろう川口という苗字、電話番号、メールアドレスが記入されていて、さすがに店長にも相談している。 今日、来てるんだ。 嫌な予感がしたけれど、店長をはじめスタッフの仲間が気を遣ってくれ、川口さんと接触することはなかった。 しかし今日に限って、川口さん《おきゃくさん》は、帰らなかった。 混雑時は時間制限を設けるチェーン店とは違い、うちは時間制限のないお店だ。 長時間に渡り過ごしていくお客様
そうだ。 黒崎さんから返事、来ているかな。 スマホを見るが、何も通知は来ていない。 やっぱり。 返事なんて、期待しない方がいいよね。 黒崎さんが私みたいな普通の女子大生を気にかけてくれることなんてないだろう。 帰宅をし、今日はシャワーで済ますのではなく、湯舟に浸かった。 お風呂の中でいろいろと考える。 連絡先を教えてくれたけど、これからどうすればいいのかな。 心の奥では、自分が傷つくのがこわいから「諦めた方が良い」という答えと「黒崎さんのことを知りたい」という気持ちで揺れている。 ベッドに横になり、スマホを見る。 一件の通知が来ていた。 優菜かな? アプリを開いてみると、黒崎さんからだった。 返事が来たぁ! ベッドから飛び起きる。 緊張しながら、内容を読むと<お疲れ様です。残業で返信が遅くなりました。急に連絡先を聞いてしまいすみません。でも、嫌じゃないなら良かった。今度、時間が合えば食事にでも行きませんか?>「えっ、うそうそうそ、きゃあー!!」 嬉しさの余り、悲鳴をあげながらベッドを叩く。 ご近所迷惑だと思い、落ち着こうと深呼吸をする。「食事に行きませんか?」は気を遣って言ってくれたのかな。 男性経験がないから、マイナスに考えちゃう。 ううん!返信をしてくれただけで、第一歩だと考えなきゃ。 黒崎さんに返事をした。<こんな時間までお仕事お疲れ様です。私で良かったらぜひご飯に行きたいです!> 送信ボタンをタップする。 ドキドキしながら返事を待っていたが、その日、返信が来ることはなかった。 大学に行き、優菜に黒崎さんとのやり取りについて報告すると「良かったじゃん!ご飯、行ってきなよ!」 優奈は自分のことのように喜んでくれた。「一通だけで返事がないんだ。忙しいのかな」 食事に誘ってくれたけれど、正直本当に行けるのか自信がない。「向こうから誘ってきたんでしょ?嫌だと思っている女《ひと》にそんなこと送らないって。焦らないで、ちょっと待ってみたら。相手は社会人だから、私たちみたいに勉強だけすれば良いってわけじゃないと思うよ」 優菜からの言葉は、私の考え方をプラスにしてくれる。そうだよね、相手は社会人なんだから。「うん、ありがとう。待ってみる」 彼からの返信を待とう。 良い返事が来れば
彼から連絡先を聞かれるなんて思ってもみなかった。「はい!私で良かったら」 あまりの緊張で声が大きくなってしまう。 震える手でスマホを取り出し、画面を開く。 普段はアプリを開き、QRコードを読み取るといった簡単な作業なのに、あまりの緊張で操作方法がわからなくなる。 頭の中は真っ白だ。 そんな私に彼は優しく「俺が読み取っていいですか?」 声をかけてくれる。「はい」 私は自分の画面を黒崎さんに見せる。「今、美桜ちゃんにメッセージを送りました。見てください」 黒崎さんは私にメッセージを送ってくれたらしい。 アプリを開くと、黒崎という名前が表示された。 メッセージ画面を開く。<これからよろしくお願いします> これからよろしくって、義理かもしれないのに、嬉し過ぎて涙が出そう。 ずっと好きだった推しに会えたって感動に近いのかな。 ドクンドクンと大きな鼓動が止まらない。 黒崎さんが送ってくれた言葉に期待を抱いちゃう。「仕事で返信が遅くなるかもしれませんが、何かあったら連絡してください」 黒崎さんはそう私に伝え、去って行った。 彼がこの場にいなくなったあとも、しばらく動けなかった。 これって夢じゃないよね? 何度も思っちゃう。心臓のドキドキが治らない。 大学で、優菜に彼と会えたこと、お礼を伝えたこと、彼から連絡先を交換しようと言われたこと、全て話をした。名前が黒崎さんっていうことも。「えっ、そんなことある!?良かったじゃん!!」 優菜も驚きを隠せないようで、良かったねと何度も繰り返し、ハグしてくれた。「夢じゃないかと思ってる」 まだ信じられない。「夢じゃないよ」 優菜は私の顔を思いっきり引っ張った。 お約束の方法に「痛いよ!」 苦痛に顔を歪ませる。 痛いから、夢じゃない。優奈ともちゃんと会話ができてる。「いいなぁ。で、美桜は返事を送ったの?」 そうだ。 連絡先を交換できたことに満足しちゃって、私、何も送ってない。「まだしてない。でも、なんて送ったらいいかな」 黒崎さんから送られてきた一文を見て、悩む。 メッセージを送る上でこんなに返事で悩んだことはない。「普通に送ったらいいんじゃないの?今度ご飯に行きましょう?とか」 「ええっ!ご飯に誘うの!?いきなりそんなこと言えない」 優菜のアド